人と自然を考えながら、自然栽培のササニシキに取り組む稲作農家のネットワークウェブサイトです。

ササニシキの稲作
ササニシキはどのように誕生し、稲作にはどういった特徴がありますか?
難しいササニシキの稲作

無農薬の稲作
どうやったら農薬を使わずに稲作ができるのですか?
育苗と雑草
害虫について
病害について

無肥料の稲作
どうやったら肥料を使わずに稲作ができるのですか?
なぜ無肥料?
水の恵み
気の恵み
命の恵み
自然稲作の収量

自然と歩む稲作
自然栽培の稲作により、どのように自然環境が変わってくるですか?
縁の下の生き物
水中から空へ
人も生き物

自然栽培ササニシキのお求め
私達、ササニシキの故郷、宮城県で自然栽培ササニシキに取り組む農家ウェブサイトからお求めになれます。

>>こちらから


畔に咲く花



田力ササ米最新情報の掲載ブログです。

[問い合わせ]
     メール



「自然栽培ササニシキ」ネットワーク
▼無農薬、無肥料稲作のササニシキ
▼自然栽培で育てるオーガニック・ササニシキ
▼人と自然、お米を「食べる人」と「作る人」との関係を考えていきます

 無肥料の稲作「水が与える自然の恵み」
 実を言いますと、水田には「水を張る」といった畑とは異なった特徴から、それだけで人が肥料を投入しなくても、ある程度は作物を収穫できる理由があります。

■ 水がもたらす養分
 水田は畑とは異なり水を灌漑しますが、その水には「水=H2O」だけでなく、少なからず窒素、リン、カリなどの稲に必要な養分が含まれています。

 結論から言いますと、水田は「無肥料」であっても、灌漑水がもたらす養分だけで、ある程度の収穫を期待することができます。

 「雷の多い年は豊作になる。」

 これは農家の間でしばしば聞かれる言葉です。た
効率的な天水利用のため、必要な時期に用水を灌漑する農業用ため池
ぶん、長年の稲作経験から発せられる言葉なのでしょう。これの真偽のほどは定かではありませんが、理屈としては理解できなくもありません。
 どういうことかと言いますと、雷の電気作用により雨水に空気中の窒素が固定され、それが水田に降り注いだり、あるいは灌漑水として供給されることで稲の養分となる、といった理屈です。
 この話はあくまで理屈だけですが、実際のデータとしては、明らかに水田に灌漑される用水には稲作にとっては不十分であっても、無視できない程度の養分が含まれているということです。

■ 水がもたらす土壌構造の変化
 そして「水を灌漑する」といった効果は、単に「水に含まれた養分を補給する」だけではなく、それ以外にも重要な効果をもたらします。

 水を灌漑し、水田を湛水させると水没した土壌は還元状態(酸素欠乏状態)になっていきます。

 このように土壌が変化すると、土壌と結合していたリンが分解し、作物に吸収し易い状態となって水に溶けだしてきます。


 リンは作物の三大栄養素の一つですが、水を灌漑する、たったこれだけのことで水田は畑と異なり、リンの不足についてほとんど問題になることがありません。

初夏の頃、山岳の雪解け水が里に向かって流れていく
 以上のように、水田は水を灌漑することで、作物への養分補給にも効果が発揮されるわけです。

 つまり「水」これを水田に灌漑することそのものが、肥料を与るのと同じ効果を持つのです。


 この意味で、水田とはまさに「水田」であり、このような農業の恵みを受けることができるのも、

日本がアジアモンスーン気候に属し、

その気候的特徴から潤沢な水資源を活用できるためです。そのため、私達はもっと、

この豊な自然に感謝するべきなのかもしれません。

  稲にとって重要な養分として「窒素」、「リン」、「カリ」の三大要素が挙げられますが、窒素さえ補給できればリン、カリを補給しなくても、肥料を投入した場合とほとんど変わらない収穫量が得られるとの試験結果もあります。

 このため、無肥料の稲作を考えるにあたっては、窒素の補給をどのように解決するかが大きな課題となるのです。

<< 前のページ トップページ 次のページ >>